今回は
魂を磨くってなんですか?精神を鍛えるってなんですか?
という問いに自分なりに答えを出すという回です。
まず、「魂を磨く」をgoo辞書で調べてみるとヒットしませんした。
なので分解して意味を考えてみます。
たましい〔たましひ〕【魂/×魄】
1 生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来、肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。霊魂。たま。「―が抜けたようになる」「仏作って―入れず」
2 心の活力。精神。気力。「仕事に―を打ち込む」
3 それなしではそのものがありえないくらい大事なもの。「刀は武士の―、鏡は女の―」
4 (多く「…だましい」の形で)そのもののもつ固有の精神。また、気構え。「大和(やまと)―」「負けじ―」
5 思慮。分別。
「いみじう―おはすとぞ世人に思はれ給へりし」〈大鏡・道隆〉
6 素質。天分。才気。
「筆とる道と、碁うつこととぞ、あやしう―のほど見ゆるを」〈源・絵合〉
7 《武士の魂とされるところから》刀。
「わが夫(つま)のこの―、婿引出(ひきで)に」〈浄・彦山権現〉
とりあえず、ここでは1の意味と考えます。つまり、心の働きをつかさどるもの。
まあ、ここで、心って何よ!って話になるんですけど、
こころ【心】
1 人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの。また、働きそのものをひっくるめていう。精神。心情。「―の豊かな人」「―に浮かぶ思い」「―と―の触れ合い」「―を痛める」「―の晴れる時もない」
㋐偽りや飾りのない本当の気持ち。本心。「―が顔に現れる」「―から感謝する」「―にもないほめ言葉」「口と―の違う人」
㋑身についた感じ方や考え方の傾向。性分。性根。「生まれついての―は変わらない」「ねじけた―」「―を入れ替える」
㋒物事について考え、判断する働き。考え。思慮。分別。「―を決めたら迷わず進む」「会社再建に―を砕く」
㋓他人の状況を察していたわる気持ち。思いやり。情け。人情味。「―のこもった贈り物」「―をこめて編んだセーター」
㋔あることをしようとする気持ち。意志。「やるしかないと―を決める」「行こうという―が起こらない」
㋕物事に対する関心や興味。「遊びに―を奪われる」
㋖自分と異なるものを認め受け入れる余裕。度量。「広い―の持ち主」「―の狭い人」
㋗物事の美しさやおもしろさのわかる感覚。風流心。「詩の―にふれる」「美を求める―」
㋘覚えていること。記憶。「―に深く刻まれた痛み」「―に残る名演技」
㋙気をつけること。注意。留意。「―が行き届く」「隅々にまで―を配る」
2
㋐物事の本質をなす意味。また、芸術上の理念。「演技の―を会得する」「能の―は幽玄にある」
㋑なぞ解きなどで、その理由。わけ。「田舎の便りとかけて豆腐ととく。―はまめ(豆)で稼いでいる」
3 全く異なる他の物事に見立てること。つもり。
「まだ蓬莱(ほうらい)は飾らねども、まづ正月の―」〈浄・阿波の鳴門〉
4 おもしろくない思い。また、分け隔てする気持ち。
「かく親しき御仲らひにて、―あるやうならむも便なくて」〈
源・若菜上〉
って意味らしい。たぶんここでは1の意味。
つまり、人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるものってこと。
だから、心の働きをつかさどるものっていうのは、
人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるものの働きをつかさどるもの
ってことになるよね。
意味わかんなくなってきた。
整理するとここまでで、「魂を磨く」の魂の部分を見てきた。
魂=人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるものの働きをつかさどるもの
(人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの=心)
ってかよく考えたら、理性・知識・感情・意思の働きって何よ。
はたらき【働き】
1 仕事をすること。労働すること。「―に出る」
2 活躍すること。また、その実績。仕事の成果。「―に応じた給料を支払う」「メンバーの―が功を奏する」「―が認められて昇進する」
3 稼ぎ。収入。また、それを得る才覚。「―が悪い」「今月は―が少ない」「―のある人」
4 物事に備わっている機能。また、その及ぼす作用。「頭の―が鈍る」「遠心力の―を応用する」「ビタミンの―」
5 能・狂言の用語。
6 日本語文法での活用。
ここでは、4でしょ。
だから
理性・知識・感情・意思に備わっている機能とかそれらが及ぼす作用のことを言ってるんだよね。
あー疲れてきた。魂を磨くってちゃんと意味わかって使っている人いるのかな?
ちょっと迷走してきたので、この辺で今回は終わりにしようかな。次回はこれらを整理して、魂を磨くの解釈を完成させる予定です。